フィクションです

12月の短歌

 

 

青、黄色、キラキラ光る街と人 わたしはいつもどこか孤独で

 

大きめのストール巻いた君はそう永遠少女、駆け足で笑う

 

気持ちはいつも届かない 君はずっとずっとずっとずっと前にいて

 

冷えているこの指先で触れ合って確かめる愛、愛、あったかい

 

イベントの前にだけ連絡をしてくるあなたもね、寂しいのよね、

 

聖なる夜は来なくとも、コンビニのショートケーキはわたしの味方

 

今年もまたケンタッキーを食べられなくて 気付いたら25だった

 

死にたいと思いながらもM-1を気づけば観てるし笑っている

 

大根は染みてて熱い それだけでいいと思った 冬はこれから

 

無意識に窓ガラスに書くI LOVE YOU 失くなる前に気づいて、なんて