フィクションです

バーーーカ!という気持ちを飲み込むAM04:00

バイト先の人に「友達にはなりたくない」「上っ面だけで生きてるんだろうな」って言われた!ちょっとだけカチンときたけど、こいつ見る目ないし、言葉選び下手くそだし、まあ言わせとけばいいかで飲み込んだ そもそもあながち間違いではないし、ぐるぐるぐる…

去る春、

春が嫌い 別に花粉症ではないけれど、春が昔から嫌いだった 出会いと別れの季節なんてわたしにとっては最悪で、みんなみんなみんな勝手に前に進んで、進級、卒業、入学、就職、春特有の熟語の羅列にくらくらくらくら目眩がしてた だけどそんな10代の拗らせを…

おはよう、さようならハッピーエンド

バイト先によく来る常連のおじさんに「可愛くなったなぁ、彼氏でもできたんか?」と言われた ちゃんとセクハラ てか彼氏なんてできてないし、なんなら最近フラれたばかりだし、体重も過去最高更新中だし、見当違いも過ぎる だけど最近色んな人に「可愛いです…

🥱🥱🥱

あ~~~、やっと卒展が終わった もうめちゃくちゃになれと思って、半分自暴自棄になりながら(自分を見失いつつあった)作ったものだったが、色んな人が手に取ってくれてよかった どんなものであれ自分の作ったものが誰かの手に渡って行くのは嬉しいですね た…

あーあ

「生きるって超せつなかった」 このフレーズが頭にこびりついて離れない そういえば彼氏にフラれた ホルモンバランスが乱れて当たり散らかして、それでもう全部ダメで、コミュニケーションもスキンシップもずっとずっと取れてなくて、わたしはただ寂しかった…

12月の短歌

青、黄色、キラキラ光る街と人 わたしはいつもどこか孤独で 大きめのストール巻いた君はそう永遠少女、駆け足で笑う 気持ちはいつも届かない 君はずっとずっとずっとずっと前にいて 冷えているこの指先で触れ合って確かめる愛、愛、あったかい イベントの前…

記憶

ママチャリで池袋北口のホテル街を駆け抜ける よく知らない男が自転車を漕ぐ わたしは荷台に乗って運ばれる ラブホテルからラブホテル、春を売り始めてまだ一年目 ソープランドのボーイが餌付けして、居着いた野良猫が「ニャア」と鳴いている 風が吹くと気持…

いつか来てしまうお別れに

実家の愛犬が亡くなって半年が経った 家に帰ったら、尻尾を振って出迎えてくれることが当たり前だったから、玄関を開けてカタカタカタと木製フローリングと少し伸びた爪が当たって響く、近づいてくるあの音が聞こえないことが寂しい かなりおバカな犬で変な…

☺︎

あなたの語る綺麗で純粋無垢なその苦悩が、わたしには眩しくて羨ましくて妬ましくて、「他人に語れてしまうほどの挫折でよかったね」と思ってしまう心の狭さ、醜悪さ コンプレックスがかすかに滲むこの顔がいつまでたっても好きになれずに、もう全部が終わる…

自己暗示

頑張るというのはとても根気がいるし労力も伴う 頑張ったのに頑張った分の結果が出なければ悲しいし嫌になる 馬鹿馬鹿しくなっていく でも頑張っている人を妬むだけの過去の自分にはもうなりたくない 自分が頑張らないことに目を背け、言い訳ばかりしていた…

残暑

高校2年の夏を未だに引きずっている 少しずつ苦しくなっていった学校生活、逃げるように自室に閉じこもり、必ず行かなければいけない夏季補習は1日も行かなかった 学校をサボっているため親とも気まずく、話せばすぐ喧嘩になって殴られて黙らされる そういう…

なんてことない光とか

また有名人が自死してしまったというニュースだ そういうニュースの度に会ったことのない人だけれど、それなりに胸が痛むし悲しくなる わたしは双極性障害で、自殺未遂をして病院に運ばれたことがあるから、死にたいと思う気持ちは痛いほどわかる というかこ…

一生のお願い

そういえば、かわいいとか好きとか言ってくれなくなったねとシラフの状態で気がついた お気に入りフォルダにいれるくらいあなたの顔がわたしは好きだけど、そっちはどうかな 「愛情表現はちゃんとするほうです!!!」 ビックリマークがたくさんついてたあの…

サブカルワナビーと恋愛的価値観

『花束みたいな恋をした』を観た。 公開当時、わたしは本屋でバイトをしていたが、ほぼ毎日今村夏子の文庫本の在庫を若い人に聞かれていた。なぜかと同じバイトの子に聞いたら、「今やってる『花束みたいな恋をした』の影響だよ〜、観てないの?」と言われた…

ぎゃー!

どんなお化け屋敷も平気だけど、唯一恐怖を感じた探検迷路があって、度々その迷路のことを思い出す これ作ったとき絶対キマってただろっていうカオス感、まるで高熱のときに見る悪夢、しぼんだ風船に所々切れている照明、サイケデリックな床天井、雑な装飾、…

思うこと、色々

就活…就活…就活…うるさいんじゃボケ! いい企業に入りたいとは全く思わない、いわゆる年収が高いとか社員数がめっちゃ多いとかめちゃくちゃ名の知れた大企業とか、そういう世間的に “良い” とされている会社に別に魅力を感じない ただ働くなら、わたしはわた…

自己実現の鬼ゆえに

視野が広くなったと思う 昔からブログやSNSに度々文章をしたためているが、ログに残っているものを読み返すと若いなと思う 別に今も年齢でいえば全然若いんだけど、考え方や価値観が未熟で無鉄砲で感情的で、そういう少し目を当てるのが恥ずかしくなるような…

01:01:00:13

大晦日はいつもダウナー、1人でいると余計なことばかり考えてしまうね 欲しい人からの新年の挨拶は全く無くて、どうでもいい人からの新年の挨拶に返事をしなくてはならない、それがうざったくて全部の通知をオフにした 新年の抱負とかないよ、どうせいつまで…

死体蹴り

彼氏が突然、夢に出てきた女の話をしてきた。夢に出てきたその女は昔、自殺した友達らしい。夢に出てきたその女の話をする彼の姿を見て、わたしは「死ぬのってズルいな。」って思った。 彼と彼女がどれくらいの関係性だったかは分からない。「多分、俺のこと…

過呼吸とテスト

ふと泣きながらテストを受けたことを思い出した。 中学2年生のときに、わたしはめちゃくちゃマセガキだったので恋愛をしていた。♡両思い♡みたいな感じじゃなくて、しっかりグロテスクな恋愛をしていた。 どの季節かは忘れたけど、後にも先にもこの人しかいな…

8月26日

22歳の夏休み。 地元に帰省したタイミングでコロナウイルスに罹ってしまって10日間実家で隔離生活だった。 家族以外の誰とも会わず、緑に囲まれた実家で10日間もだらだらと過ごす。あまりにも流れる時間がゆっくりだから、わたしの呼吸も自然と深いものにな…

無頓着な善意と花

「多様性ってなんですか?」「それはみんなが持ってる自分だけの花です」「花、嫌いです」 わたしは18歳のときに付き合ってた一回り年上の彼氏から、花をプレゼントされたことがある。だけど、そのときは本当に花の良さがわからなくて、すぐ捨てた。そもそも…

今日の天気は曇りだったけれど

Twitterの好きな女の子が自殺を仄めかしていなくなった 同じお店で働いていた女の子がAV女優になっていた 地元の友達が薬物所持で逮捕された わたしはそういう日々のなかで、できるだけ平凡に穏やかに健やかに生きていけたらいいと思うんです 噛み締める必要…

躁に踊らされる揺れる

1時間睡眠で8時間労働した後に好きなバンドのライブに行った チカチカ光る照明とテレキャスターの轟音が耳をつん裂く 睡眠不足のわたしには鼓膜を突き破って脳に直接響いてギンギンガンガン 途中、意識が飛びそうになった 良し悪しはひとまず置いといて、余…

死ねなかった2021

最低、最高、最低の冬の繰り返しです 今年は最低 12月31日の夕方頃、Amazonで頼んだ首吊り紐が届いたので、それを親にバレないように大事に大事に握りしめて 5chの首吊りスレを見て寝落ちしてたら年を越していました 目が覚めてスマホを開くとお客様からあけ…

クリスマス

「寒いからこれ巻きな」ってわたしの首にぐるぐるストールを巻いてくれたあなたの仕草がすごく温かくて、好きだなあって思った 本当に好きだったのにあっけないことで全部が終わってしまった いつもわたしの恋愛は好きになればなるほど大切にしたいと思えば…

思い出だけが取り残されて

ドラッグストアや洋菓子店、よく行っていたスーパーすらもシャッターが下りていて、あったはずのボロ家はいつのまにか取り壊されて更地になっていた 昔よく遊んでいた公民館のブランコやすべり台も綺麗さっぱり無くなって、その代わりに、田んぼと畑で囲まれ…

苦しい気持ち

昔、つらつらとインターネットに吐き出していた汚い言葉たちが、いまの私を睨みつけてくる。臭いものには蓋をするなんてことわざがあるけれど、本当にその通りで、みんな自分にとって都合の悪い過去は無かったことにする。あなたもわたしも。あのときの苦し…

大事なこと

「今まで何回も会ってセックスしてきたけど、この前初めて手を繋いでくれたじゃん。そっちは覚えてないだろうけど、あれすごく嬉しかったんだ。」 「覚えてるよ。こっから駅までの道でしょ。」 「え、覚えてるの!てか意識して手繋いでくれてたんだ!無意識…

22:38の山手線にて

入れ替わり立ち替わりの環状線に ぽつんと取り残されたビニール傘みたいに どこかに置き忘れたわたしの感情 こんなに人が溢れているのに 孤独を感じるのはどうして 愛もクソもない生活 幸せがなにかを本当はわかっている それでもわたしはただずっとこうやっ…