フィクションです

あーあ

 

「生きるって超せつなかった」

このフレーズが頭にこびりついて離れない

 

そういえば彼氏にフラれた

ホルモンバランスが乱れて当たり散らかして、それでもう全部ダメで、コミュニケーションもスキンシップもずっとずっと取れてなくて、わたしはただ寂しかっただけなのに

わかってくれないね、君は、君たちは

 

こんな時代にこんなことを言ったら怒られちゃうけど、それでも「男」と「女」、でかい主語で話したくもなるよ

 

なんにもわかってくれないじゃん、君たちは

愛って示さなきゃ伝わんないじゃん

 

わたしのことを「お前」って呼ぶのは、愛じゃないよ 「言わなくても、一緒にいる時点で好きってことじゃん」なんて馬鹿みたいなこと言わないでよ

 

月1でいいからデートに行きたかった 年末くらいは一緒に家で鍋をつつきたかった すぐそこのコンビニに行くだけだからこそ、昔みたいに手を繋いで欲しかった

 

わたしはあなたが好きだった だから何度も怒鳴ってしまった

 

終わりはいつもあっけなくて

このあっけなさにもいつも慣れてしまって忘れてしまうけど、やっぱり失恋はそれなりに悲しいもので、

でもこれもまた忘れるのだろう