フィクションです

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あなたの語る綺麗で純粋無垢なその苦悩が、わたしには眩しくて羨ましくて妬ましくて、「他人に語れてしまうほどの挫折でよかったね」と思ってしまう心の狭さ、醜悪さ

コンプレックスがかすかに滲むこの顔がいつまでたっても好きになれずに、もう全部が終わる

 

もういっそのことぐちゃぐちゃに壊れてしまいたい、中途半端なこの感じが1番気持ち悪くて吐きそう、吐きそう吐きそう吐きそうになって、トイレでうずくまり眠る

あなたにはあなたの地獄が、わたしにはわたしの地獄がきっとあったよねって、それがわかる人としか迎えたくない朝がある

 

そしてまた取り繕って普通に過ごす、そうしてやり過ごす 毎日が少しずつ狂っていく 今日も明日もこれからも静かに続いていく緩い地獄でいつまでも