フィクションです

躁に踊らされる揺れる

 

1時間睡眠で8時間労働した後に好きなバンドのライブに行った チカチカ光る照明とテレキャスターの轟音が耳をつん裂く 睡眠不足のわたしには鼓膜を突き破って脳に直接響いてギンギンガンガン 途中、意識が飛びそうになった 良し悪しはひとまず置いといて、余韻で今は周りの音が聞こえにくい

電車に揺られつつ「眠いな」と思いながら、最近のことを少し綴る

 

学校は今まで通りギリギリで課題も出せてないのがいくつもあるし、あと1回欠席したら単位が取れなくて留年決定してしまう科目もある 落単リーチがかかっているのだ だけど気持ちにゆとりがある なんでかはわからん やるべきことを全くやっていないのに心は晴々としている だから少し怖い いや、少しどころかかなり怖い 現実問題全然ヤバいのに余裕そうな自分がいるんです どういうことかわかりますか?わかりません だから怖いんです

11月から毎週通院している心療内科を1ヶ月半ほど前に予約をブッチしてから行っていない そもそも「継続的に通院して、ちゃんと服薬して、症状を安定させましょう」って先生の話だったのに、たぶん3ヶ月くらいまともに薬を飲んでない 一気に飲んだり飲まなかったり 全然先生の言うこと聞けてないね ごめんなさい

そのせいかどうかはわからないけど、最近健忘することがある こんなこと今まで無かったし、そのせいで彼氏と険悪な雰囲気になって、同棲しているのに1週間も口を聞かなかった めちゃくちゃ居心地悪かったあの1週間を返してほしい

そんなこんなで、つまり今のわたしは双極性障害躁状態に踊らされているのかもしれない まだそこまで顕著な症状は出てないけど、頭の片隅で理解している 今のわたしは少しおかしい おかしいけれど気持ちは悪くない マリオでいうスター状態まではいかない(スター状態のときはガチでヤバい、サボり魔のくせにバイト30連勤とかする、これガチの体験談)ファイアマリオ状態 つまり情緒が昂って上のほうでぐちゃぐちゃになる その一歩手前 クリボーかノコノコかなんでもいいけど、やられちゃって、どんどん小さくなってチビマリオになって最後はゲームオーバー いつか全部おしまい

でも病気のせいでもなんでもいい 今は前向きでいられてるんだから いい歳して階段ですっ転んで足が擦り傷まみれになっても、わたしらしいと受け入れられる 恥ずかしいけど

 

最寄駅についた とりあえず今は早く家に帰って寝たい