最低、最高、最低の冬の繰り返しです 今年は最低
12月31日の夕方頃、Amazonで頼んだ首吊り紐が届いたので、それを親にバレないように大事に大事に握りしめて
5chの首吊りスレを見て寝落ちしてたら年を越していました
目が覚めてスマホを開くとお客様からあけましておめでとうのLINEが3件、それ以外は何も無し
わたしの人生本当になんなんだろう
2022年こそは死ねたらいいね
「寒いからこれ巻きな」ってわたしの首にぐるぐるストールを巻いてくれたあなたの仕草がすごく温かくて、好きだなあって思った
本当に好きだったのにあっけないことで全部が終わってしまった
いつもわたしの恋愛は好きになればなるほど大切にしたいと思えば思うほど上手くいかなくなる
もうどうしようもない
本当にもう全部どうしようもないことばっかりなんだ
ドラッグストアや洋菓子店、よく行っていたスーパーすらもシャッターが下りていて、あったはずのボロ家はいつのまにか取り壊されて更地になっていた 昔よく遊んでいた公民館のブランコやすべり台も綺麗さっぱり無くなって、その代わりに、田んぼと畑で囲まれていたはずの実家の周りは、知らない家ばかりできていて、そこはもう小さな住宅街だった
地元を出て、たった数年しか経っていないのに、帰省するたびにわたしの知らない町になっていく
小さい頃は全部が大きく見えていたのに、今じゃその全部が小さくスカスカに感じて、地元が田舎であることを嫌でも思い知らされる
一緒に育った友達は進学やら就職やらで、もうほとんど地元には残ってない まあわたしもそのうちの1人なんだけど
東京にいると「地元に帰りたい」ってよく思うけど、それは生まれ育ったあのときのあの町で、いつでも会える友達がいたからであって、わたしは小学生のあの頃の思い出に縋ってしまっている だから地元に帰ってくると胸がギュッと苦しい
変わらないことなんて何一つないのに、いつまでも続くと思っていた日々が、いまこんなに恋しくなるなんて思いもしなかった
可愛くて仕方なかった実家の飼い犬だっていつかはいなくなってしまうんだ
こうやって少しずつ何かを失っていく それでも進まなくちゃいけないことが少しだけつらい
昔、つらつらとインターネットに吐き出していた汚い言葉たちが、いまの私を睨みつけてくる。臭いものには蓋をするなんてことわざがあるけれど、本当にその通りで、みんな自分にとって都合の悪い過去は無かったことにする。あなたもわたしも。あのときの苦しい気持ちを忘れて、わたしは平気で他人を傷つけることができるようになってしまったし、嘘も何食わぬ顔でつけるようになってしまった。信念なんてクソだ、こんなに弱くて脆くてすぐダメになる。こんなわたしは救われなくて当たり前だし、許されたいなんて口が裂けても言えないね。誰かのせいにして生きていけたらよかったな、いつまでも。
きっと、いま大事にしているはずの時間も言葉も無かったことになってしまうんだ。そんなことを考えて、少しだけ苦しい気持ち。
酔ってる
「今まで何回も会ってセックスしてきたけど、この前初めて手を繋いでくれたじゃん。そっちは覚えてないだろうけど、あれすごく嬉しかったんだ。」
「覚えてるよ。こっから駅までの道でしょ。」
「え、覚えてるの!てか意識して手繋いでくれてたんだ!無意識かと思ってた!」
「うるせーよ、もう恥ずかしいから寝る。」
そう言ってわたしの方に向けた背が恋しくって、たまらなくって、強くギュウッと抱きしめた。
セックスよりも外で手を繋いで歩くこと、そっちのほうがわたしにとってはずっと大切で特別なことだった。
見た目がタイプとか、趣味が合うとか、そういうのももちろん大事だとは思うけど、こういう価値観が一緒ってことが付き合ってくときに何よりも大事だなってわたしは思う。
そう思っていたら、彼がまたこっちの方を向いて「好き」と言ってくれた。「わたしも」と言った。
一緒に美味しいものを食べて、しょうもない話をして、たくさん笑って、それができるだけ長く続いたらいいなって、これからもよろしくねとか、恥ずかしいから言わないけど思ってはいるよ。
その夜は、初めて彼の隣で安心して眠れた気がした。
入れ替わり立ち替わりの環状線に
ぽつんと取り残されたビニール傘みたいに
どこかに置き忘れたわたしの感情
こんなに人が溢れているのに
孤独を感じるのはどうして
愛もクソもない生活
幸せがなにかを本当はわかっている
それでもわたしはただずっとこうやって
変わっていく車窓をぼんやり眺めていたいんだ
誰でもよくないどこかのあなたが拾ってくれるまで
「宝くじが当たったらどうする?」
わたしとあなたの鉄板ネタ。
あなたはたしか「喫茶店を営みたい」とか言ってたね、最初は。
わたしは、「地元に家建ててサモエドと2人暮らし〜!」なんて言ってたかな。
そしてサマー、年末、その時期が来る度に「宝くじが当たったらどうする?」って話をしてたね。
バラ10枚、連番10枚。とりあえずで買ってみるけど、2人とも当選番号確認しないよね。まあ確認したところで200円しか当たってないんだけどさ。
「やっぱ、だよね〜」って言いながら、気づけば2人とも2人の未来を語るようになってて、「マンション買いたいね〜。旅行も行きたいな〜。とりあえず少しだけ仕事しつつ、のんびり暮らしたいね、2人で。」なんて言ってたね。
宝くじの当たる確率は0.00001%らしいんだけど、運命の人に出会う確率は0.0000034%だってさ。
あなたが運命の人かどうだったかはわからないけど、当たらないとわかってる宝くじの話を永遠としてる時間は幸せだったよ。
お金は大事だけど、お金で買えない幸せはもっと大事だったね。無くしたくなかったな。
ハズレでごめんね。