フィクションです

バーーーカ!という気持ちを飲み込むAM04:00

 

 

バイト先の人に「友達にはなりたくない」「上っ面だけで生きてるんだろうな」って言われた!ちょっとだけカチンときたけど、こいつ見る目ないし、言葉選び下手くそだし、まあ言わせとけばいいかで飲み込んだ

 

そもそもあながち間違いではないし、ぐるぐるぐるぐる色んなこと考えているけど、それをなるべく悟られないように生きている

誰にも怒らないし自分に対しても他人に対しても基本ヘラヘラしている そうしているほうが楽だから

 

だけど、前に学校の子に「馬鹿を演じているよね」と言われてドキッとした

「そんなことないよ、本当にただ馬鹿なだけだよ~」と言ったが、その子はきっと全部見透かしていて、アハハと笑ってくれた

 

今までの人生で、他人とわかりあえることなんてあり得ないと思っていたけど、そのときは少しだけあるかもなと思った

そういう出会いがあったことが嬉しかった

 

そう、ほんの少しだけでもわかってくれるひとがいるから外野なんてどうでもいいー

上っ面でいいー

空っぽでいいよーーーーーははは

 

 

去る春、

 

春が嫌い

 

別に花粉症ではないけれど、春が昔から嫌いだった

出会いと別れの季節なんてわたしにとっては最悪で、みんなみんなみんな勝手に前に進んで、進級、卒業、入学、就職、春特有の熟語の羅列にくらくらくらくら目眩がしてた

 

だけどそんな10代の拗らせを抱えながら、気付けばもう24歳で、なにも変わってないと思っていたけど、環境は少しずつ変わっていて、そうです

あんな熟語の羅列を嫌っていたわたしも卒業しました、できました 中学生ぶりの卒業というイベントに、泣きはしないけど少しだけ心に来るものはありました

卒業証書を手にしたとき、ただいたずらに歳を重ねるのではなく、確かにわたしは少しずつ前に進めているから大丈夫だよと、環境に初めて認められた気がした

 

こんなわたしにも優しくしてくれた同じ学校の子達のこと、一緒に修羅を乗り越えた仲間だと一方的に思っているから、もう二度と会うことない子達もいるんだよなぁと考えるとやっぱりそれなりに寂しくて

すこしだけ鼻と目がムズムズする ああ、やっぱり春なんて嫌いだ

 


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君が言う「また会おうね」を信じたいと思える春 バラす花束

 

 

 

おはよう、さようならハッピーエンド

 

バイト先によく来る常連のおじさんに「可愛くなったなぁ、彼氏でもできたんか?」と言われた ちゃんとセクハラ てか彼氏なんてできてないし、なんなら最近フラれたばかりだし、体重も過去最高更新中だし、見当違いも過ぎる

だけど最近色んな人に「可愛いですね」とか「可愛くなったね」とよく言われる

 

ちょっとばかりの満たされなさは、可愛くあるためのスパイス 可愛い女の子でいつまでもいたいからわたしは不幸のままでいい

 

君とハッピーエンドを迎えたかった、なんて本心は心の奥底に閉じ込めて、一生忘れたくないと思ったあなたからの告白も、もう全部夢だから、そう全部全部ただの夢でした

おはよう、さようなら、わたしのハッピーエンド

今日も朝日は眩しくて気持ちがいい

 


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🥱🥱🥱

 

あ~~~、やっと卒展が終わった

もうめちゃくちゃになれと思って、半分自暴自棄になりながら(自分を見失いつつあった)作ったものだったが、色んな人が手に取ってくれてよかった どんなものであれ自分の作ったものが誰かの手に渡って行くのは嬉しいですね

 

ただ本当に本当に疲れた

撤収作業も長時間の疲れからかみんなピリピリしてたし、もーーーーーう体力的にも精神的にもみんな限界だったね

今日のことは全て目に瞑ろう、だって疲れてたんだもん しょうがないよ(わたしも失礼な言動してたかもしれない、ごめんね)(というか終始迷惑かけすぎでした自分は、はぁもう反省自己嫌悪ォォォ)

 

1ヶ月寝不足(←これは自業自得)で、こんなにも疲れているのに帰ってきて好きな男にぎゅうできないことが、いまとても身に染みて辛い

好きな男が家にはいるが、わたしはその好きな男にフラれている 元恋人だったが、今はもうただの同居人だ 完全に離れてしまう日までただ同じ家に住んでいるだけの人だ 好きなのに、ね

疲れているのにぎゅうしてもらえないこと、なんだか今それが別れを実感して辛い

彼は絶対に「頑張ったね、お疲れ様」とか言ってくれるタイプではないが、でも黙って抱き締めてくれるだけでいい、それだけで今の疲れの半分は無くなる(主に精神的な疲れ)

 

目標を立てて、ただそれに追われる日々にいないともうなんだかダメかも だからわたしは作り続けなきゃ わたしのなかで制作は、現実逃避でもあり、また現実と向かい合う手段でもある なんだかよくわからない わからないけど作り続けなきゃいけないと今はとにかく思う じゃないときっと死んでしまう

わたしはきっとずっと迷走しているのだろう、カスなので

でもそれもわたしなのだと受け入れるしかないと、強く強く思った

 

一人でも生きていかなければいけない、みんな抱き締めてくれる人がいなくても踏ん張っているんだから ね

 

弱音ばかり吐いていちゃダメだ

仕方がない、生きていかなきゃいけない



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あーあ

 

「生きるって超せつなかった」

このフレーズが頭にこびりついて離れない

 

そういえば彼氏にフラれた

ホルモンバランスが乱れて当たり散らかして、それでもう全部ダメで、コミュニケーションもスキンシップもずっとずっと取れてなくて、わたしはただ寂しかっただけなのに

わかってくれないね、君は、君たちは

 

こんな時代にこんなことを言ったら怒られちゃうけど、それでも「男」と「女」、でかい主語で話したくもなるよ

 

なんにもわかってくれないじゃん、君たちは

愛って示さなきゃ伝わんないじゃん

 

わたしのことを「お前」って呼ぶのは、愛じゃないよ 「言わなくても、一緒にいる時点で好きってことじゃん」なんて馬鹿みたいなこと言わないでよ

 

月1でいいからデートに行きたかった 年末くらいは一緒に家で鍋をつつきたかった すぐそこのコンビニに行くだけだからこそ、昔みたいに手を繋いで欲しかった

 

わたしはあなたが好きだった だから何度も怒鳴ってしまった

 

終わりはいつもあっけなくて

このあっけなさにもいつも慣れてしまって忘れてしまうけど、やっぱり失恋はそれなりに悲しいもので、

でもこれもまた忘れるのだろう

 

 

 

12月の短歌

 

 

青、黄色、キラキラ光る街と人 わたしはいつもどこか孤独で

 

大きめのストール巻いた君はそう永遠少女、駆け足で笑う

 

気持ちはいつも届かない 君はずっとずっとずっとずっと前にいて

 

冷えているこの指先で触れ合って確かめる愛、愛、あったかい

 

イベントの前にだけ連絡をしてくるあなたもね、寂しいのよね、

 

聖なる夜は来なくとも、コンビニのショートケーキはわたしの味方

 

今年もまたケンタッキーを食べられなくて 気付いたら25だった

 

死にたいと思いながらもM-1を気づけば観てるし笑っている

 

大根は染みてて熱い それだけでいいと思った 冬はこれから

 

無意識に窓ガラスに書くI LOVE YOU 失くなる前に気づいて、なんて

 

 

 

記憶

 

ママチャリで池袋北口のホテル街を駆け抜ける

よく知らない男が自転車を漕ぐ

わたしは荷台に乗って運ばれる

ラブホテルからラブホテル、春を売り始めてまだ一年目

ソープランドのボーイが餌付けして、居着いた野良猫が「ニャア」と鳴いている

風が吹くと気持ちがよくてずっとこのまま

ずっとこのままをほんの少し願っていた

 

 

遠い昔の懐かしい記憶、なんだかふと思い出すのはそういうことばかり

寂しいのはいつだってどこだって誰だって変わらないんだよ、ね